2021年8月 1日 日曜日

身体の防御システム「免疫」

 免疫とは、細菌やウイルスから身体を守ってくれる防御システムのことをいい、大きく分けて自然免疫と獲得免疫に分かれます。



 自然免疫は侵入してきた抗原(細菌やウイルスなど)にいち早く反応しそれを排除しようとする仕組みです。
マクロファージや好中球などの細胞が抗原を捕食することで抗原を排除します。
自然免疫のおかげでどんな抗原が侵入しても身体を守ろうとしてくれています。

 次に獲得免疫です。
これは一度侵入してきた抗原を効率よく排除しようとする仕組みです。
獲得免疫は細胞性免疫と液性免疫に分けられます。

 細胞性免疫はマクロファージ、NK細胞、キラーT細胞などの細胞が活躍するために細胞性免疫と呼ばれています。
先程の自然免疫でも出てきたマクロファージが、抗原を捕食するとこんな敵が来たぞ、と抗原提示をします。

 抗原提示を受けたヘルパーT細胞(Th1細胞:免疫の指令役の細胞)はサイトカイン(免疫細胞を活性化させるタンパク質)を放出し、キラーT細胞(抗原に感染した細胞を破壊する細胞)を活性化させ抗原に攻撃をして穴を開けます。

 その後、同じくヘルパーT細胞によって活性化されたマクロファージが抗原を捕食します。
この一連の流れをが細胞性免疫です。

 液性免疫はB細胞(抗体を作ったり異物かどうかを判断する細胞)と抗体が免疫の主役となります。
抗原提示を受けたヘルパーT細胞(Th2細胞)はサイトカインを放出し、B細胞を活性化させB細胞は形質細胞へと分化します。
形質細胞は大量の抗体を作り、血液に乗って全身へと巡ります。

抗体の働きは
・マクロファージなどが抗原を食べやすいようにする(オプソニン化)
・抗原の毒性を弱める
・抗原が抗体を見つけやすいように目印を付ける

などの働きがあります。



 このように自然免疫と獲得免疫を組み合わせることでウイルスや細菌などから身を守っています。

 お身体の疑問、悩みがありましたらどんなことでも大阪市北区にあります同心整骨院へご相談下さい。

投稿者 同心整骨院

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