同心整骨院コラム

2021年7月 1日 木曜日

その股関節の痛みは特発性大腿骨頭壊死かもしれません

 今回は急な股関節痛を訴えている方は要注意な、特発性大腿骨頭壊死についてお話しします。

 股関節は骨盤(お皿)と太ももの骨(ボール)で構成されています。
特発性大腿骨頭壊死は太ももの骨のボールの部分である骨頭が原因不明で突然壊死する病気です。
日本では1年間に2000~3000人ほどの方が発症され、30代~50代の男性の方に多く見られます。



 原因ははっきりとはわかっていませんがアルコールとステロイド剤と関連が強くあります。
毎晩お酒を飲む方、前回のSLE(全身性エリテマトーデス)などの治療でステロイド系の薬を使っている方は注意が必要です。
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 症状は壊死した初期には見られませんが骨頭が潰れた時から急速に股関節の痛みが出現します。
壊死から症状の出現まで数か月から数年かかることがほとんどです。
多くは立ち上がったり歩いたりと、股関節に負担がかかる時に股関節痛が出現しますが徐々に安静にしていても痛んできます。

 大腿骨頭は血流が悪い部分が多く、多少の血流がある部位は痛みが軽減される場合もありますが、血流が少ない部位は痛みが長期化します。

 診断は進行すればレントゲンで可能ですが、初期の段階ではMRIでの診断が可能です。
治療は保存療法では杖などを使用し、股関節にかかる負担を軽減させ炎症を抑える薬を併用します。

 急速な進行が予想される場合は直ちに手術をします。
壊死が大きい場合などは人工関節置換術が施されます。

 大阪市北区にあります同心整骨院では手術後などで動きの悪くなった股関節の可動域を向上させるようなリハビリテーションも行えます。
今現在も人工関節置換術をされた方が通院中です。

 30代~50代でアルコールをよく飲む、ステロイド剤の使用がある方は特発性大腿骨頭壊死を疑ってみるべきと良いかもしれません。
病院も紹介できますので、不安なこと、症状がありましたらまずは一度ご相談下さい。



投稿者 同心整骨院

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