同心整骨院コラム

2021年6月29日 火曜日

腰痛のレッドフラッグサインとは?

 今回は腰痛のRedFlag(放っておくと危険な腰痛)についてお話ししていきたいと思います。

 *自分もそうかもと思われた方はまずは病院へ直行するようにして下さい。
読むのが面倒な方は下の方にまとめて書いておきますのでそちらをご覧ください。

 腰痛はヘルニアのような特異的腰痛とレントゲンなどを撮っても原因がはっきりとしない非特異的腰痛があります。
その中で非特異的腰痛が85%を占め、ほとんどが原因不明の腰痛となります。
残りの15%の特異的腰痛にRedFlagが隠れています。

 自己管理してはいけない腰痛のポイントを5つ挙げていきます。
頭文字をとってFACETと呼びますので、覚えていたらどこかで役に立つかもしれません。

F=Fracture(骨折)
こけたなど1回の怪我の後、日常生活に支障が出ている。
これは骨折の可能性があります。
背骨を叩いた時の痛みやステロイド剤の服用などをされている方は特に注意が必要です。

A=Aorta(大動脈解離、腹部大動脈瘤)
横になっても痛む、楽な姿勢がない。
これは大動脈解離、腹部大動脈瘤などの重篤な疾患の可能性があります。
60歳以上、1ヶ月続く痛み、発熱がある方はまずは病院へ行ってください。

C=Compresshon(脊髄圧迫症候群)
強い痛みが殿部~膝より下まで放散する。
会陰部にしびれや灼熱感がある、尿が出にくい等の症状がある方は直ちに病院へ行ってください。

E=Epidural abscess(硬膜外膿瘍、骨髄炎)
腰周囲に炎症性の疾患をきたしている可能性があります。
朝より夜の方が痛く、どんな体勢でも眠れないのが6週間以上続く、糖尿病など免疫不全に陥る疾患の既往歴がある、最近背骨の手術をした等がある方は注意が必要です。

T=Tumor(脊椎腫瘍、骨転移)
18歳未満もしくは50歳以上、癌の既往、急な体重減少をした方は注意が必要です。
癌が背骨に転移をしている可能性があります。


*読むのは面倒な方はこちらから*

 急な腰痛で転んだ、楽な体勢がない、おしっこが出にくい、体重が減った、18歳未満、50歳以上の方で良くならない方は一度病院受診をお勧めします。

 以上の急性期に当てはまらない方は同心整骨院での施術が可能になります。
長年お困りの腰痛は是非一度大阪市北区にあります同心整骨院へお越しください。提携している整形外科のご紹介も出来ます。

投稿者 同心整骨院 | 記事URL

2021年6月26日 土曜日

全身性エリテマトーデスとは

 SLE(全身性エリテマトーデス)とは、免疫細胞が誤って自分の身体を攻撃し、全身に様々な症状が出現する自己免疫疾患です。
圧倒的に女性に多く、20代~40代の方に多く見られます。
指定難病の1つであり、日本全国患者数6~10万人と推定されております。
男女比は1:9で女性に多く、妊娠可能な女性に起こりやすく、女性ホルモンが発症に関与すると言われています。



SLEの症状を順に挙げていきます。

 まずは関節症状。
 急性期によく見られ、90%近くの方が関節の痛みを訴えます。
関節リウマチのように多関節に炎症が起きますが、変形は起きません。

 次に皮膚、粘膜症状です。
エリテマトーデスとは赤い皮疹のことをいいます。
特徴的なのは頬に蝶が羽を広げたような蝶形紅斑という症状があります。
他にも、顔、耳、上肢などに皮疹がみられ、日光に当たると症状が増悪します。

 その他に心肺の症状、リンパ症状、神経症状がありますが中でも特徴的で症状が現れやすいのが腎症状です。
ループス腎炎といわれる病気を併発し、放置しておくと致命的となります。
また、ループス腎炎の診断からSLEを疑われることもあります。
腎症状が現れるとタンパク質の摂取制限なども行われます。

 診断は血液検査や関節の痛み、皮膚症状などの臨床症状で診断されます。
治療は免疫抑制剤や炎症を抑える薬などを併用することが一般的です。

 症状の増悪、寛解を繰り返しますが、早期発見も可能な現在では長期予後は良好です。
全く治療を必要としない人も中にはいるそうです。

若い女性で関節痛、顔の赤い皮疹などがある方は是非一度病院受診をしてみてください。

投稿者 同心整骨院 | 記事URL

2021年6月11日 金曜日

朝のつらいこわばり、関節リウマチ

 関節リウマチ(RA)は主に関節を侵す慢性の全身性自己免疫疾患です。

 30~50代の女性に多く、手関節やMP関節(指の付け根の関節)に左右対称性に炎症が起こります。特徴的な症状は朝のこわばりです。
先日書いたヘバーデン結節でもこわばりは生じますが、関節リウマチの朝のこわばりは1時間以上持続します。



 関節リウマチが発症してから6年(特に1年目)で急速に症状が出現し、80%の方に永続的な関節の異常が見られることがあります。
変形は手関節やMP関節に多く起こりますが全身性に疾患のため肩や足など、どこにでも炎症が現れることも特徴の1つです。

 また関節リウマチは関節外の症状も見られます。
炎症が強いと発熱や食欲不振なども起こります。
その他にもリウマトイド結節と呼ばれる皮下のしこりも30%程度の患者にみられます。
症状が長期化すると間質性肺炎やシェーグレン症候群などの疾患も併発します。

 多発性(いろんなところ)に対称性(左右どちらも)関節の痛みがある方は一度病院で診断を受けましょう。
レントゲンや血液検査など様々な項目の基準を満たすとRAの診断が下ります。

 治療は薬物療法が基本で、炎症を抑える薬などを処方してもらいます。



 理学療法も治療の1つとして幅広く認められ、同心整骨院では腫れて可動域が狭くなった関節を愛護的に動かし、症状の改善を図ります。

 朝起きて指がこわばる、指の可動域が悪いなどでお悩みの方は是非一度大阪市北区にあります同心整骨院までお越し下さい。
提携している整形外科もご紹介できます。

投稿者 同心整骨院 | 記事URL

2021年6月 5日 土曜日

原因不明の変形?ヘバーデン結節

 今回は関節リウマチと間違えやすい、【へバーデン結節】についてお話します。
指のDIP関節(第一関節)に起こる変形のことをヘバーデン結節といいます。



 ヘバーデン結節は40代以降の女性に多く良く手を使う方に起こりやすいです。
症状は人によって様々ですが、関節軟骨の摩耗などにより、示指~小指の第一関節が腫れることで動きが悪くなったり、痛みを伴うのも特徴です。

 よく似た疾患としては関節リウマチとブシャール結節があります。
ブシャール結節は指のPIP関節(第二関節)に起こる変形のことをブシャール結節といいます。

 ヘバーデン結節もブシャール結節も放置しすぎると伸筋(指を伸ばす筋肉)の背面にコブのような変形がみられます。
変形がひどくなると手術などでコブを除去しますが、ほとんどの人が保存療法で症状が落ち着きます。

 大阪市北区にあります同心整骨院ではテーピングや手技療法で指の痛みを緩和していきます。

 とくに原因がなく指が痛い方は同心整骨院へお越し下さい。
皆様のご来院お待ちしております。

投稿者 同心整骨院 | 記事URL

2021年6月 1日 火曜日

よく起こる「むくみ(浮腫)」とは?

 人間の身体の60%は水分で構成されています。
その内の40%は細胞の中(細胞内液)に、残りの20%は細胞の外(細胞外液)に存在します。
20%の細胞外液はさらに分けられ、15%は細胞と細胞の間を満たす間質液、5%は血液となります。

 この細胞外液のバランスが崩れることでむくみが生じると言われています。
では、どんな時にバランスが崩れるかご存知ですか?

 多くは血液の循環が悪くなったときです。
皆さんがお困りのむくみも朝起きてすぐより、じーっとデスクワークなどをした後に起こりやすいと思われます。



 人間には、心臓から栄養や酸素がいっぱい詰まった血液を送り出す動脈と全身の老廃物や二酸化炭素が含まれた静脈があります。
動脈は心臓の力強い拍動により全身の隅々まで血液を送り届けますが、静脈は筋肉を動かすことによって心臓へと戻っていきます(筋ポンプ作用)

 ここで先程の話に戻りますが、じっとしていると筋ポンプが働かず老廃物が溜っている静脈血が心臓へと還らなくなります。
すると、細胞外液のバランスが崩れ、むくみが生じます。
なのでデスクワークなどで長時間じっとしていることが多い方はむくみが発生しやすいです。
対処方は座ったまま踵を浮かせ10秒程度キープすることでふくらはぎの筋肉を刺激し余分な水分を全身へと巡らせることができます。
1時間に1回程度お茶を入れる、トイレに行くなどなど少し動く習慣を付けてみてください。

 じっとしている以外にも、寒い時期は冷えや水分不足でもむくみが生じやすいです。
なので、起床時、仕事中、寝る前など
皆さんの都合に合わせ、コップ一杯の白湯を飲むことをお勧めします。

 大阪市北区同心整体院ではむくみ除去に特化したDr,MEDOMERという機械を導入しております。
整体を受けられた方は無料でご利用いただけます。
気になる方は整体を受けた後にお試しください。

投稿者 同心整骨院 | 記事URL

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